LED交換のメリット
蛍光灯・水銀灯を
LEDに交換するメリット
LEDにはよく知られている省電力や寿命が長いといったメリットの他にも、様々なメリットがあります。
また、省電力と長寿命という特性により、電気代を削減できることで、初期費用を短期間で回収可能です。
1. 製品寿命が長い
LEDの寿命は約40,000~50,000時間。蛍光灯の6,000~12,000時間と比較して約3.3~8.3倍も長持ちです。
水銀灯の場合でも3,000~12,000時間ですので、LEDのほうが3.3~16.6倍長寿命だと言えます。
製品寿命が長いと言うことは、その分交換回数を減らせます。
これは、ランプそのもののコストだけでなく、例えば高所にある照明の交換にかかる費用なども削減が可能です。
2. 消費電力が少ない
今ご使用の蛍光灯と同じ明るさのLEDランプを比較した場合、消費電力は約1/2となります。
水銀灯と比較するとさらに省エネ効果が高く、LEDのほうが約1/3~1/4ほど消費電力が押さえられます。
3. 紫外線をほとんど含まない
LEDは特殊な用途に使用するものを除き、紫外線をほぼ含みません。
蛍光灯では約113~159μw(マイクロワット)/cm2の紫外線量ですが、LED照明では約0.5~0.8μw/cm2しかなく蛍光灯の約1/200となります。
このことにより、特に屋外照明などでは虫を寄せつけにくくなるという効果があります。
4. ほとんど発熱しない
LEDはほとんど発熱しないため、副次的に空調にかかる電気代を節約することができます。
特に水銀灯は発熱量が大きいため、工場などで水銀灯を多く使用している場合、LEDに交換することで夏場の空調なども節電でき、LEDの省エネ+空調の省エネ効果が期待できます。
5. 点灯までの時間が早い
これは特に水銀灯に対して言えることですが、水銀灯がスイッチを入れてから明るくなるまで5分程度掛かるのに対し、LEDはすぐに点灯します。
また、点灯と消灯をすぐに繰りかえしてもランプに負荷が掛かることもありません。
ですので、必要がないときにはこまめに電気を消すなど、より省エネを意識した使用法ができます。
6. 災害時の被害を低減できる
蛍光灯の素材がガラスなのに対し、LEDはポリカーボネートという樹脂が使用されているため、落下等の事故でも割れて飛散したりすることがありません。
また省電力のため、非常電源や自家発電機を使用する場合でも、使用時間をより伸ばせたり、他の電気機器に電力を廻せるといった利点があります。
7. 廃棄処理が容易
LEDは蛍光灯などに含まれる、水銀や鉛、カドミウムを使用していません。
そのため、環境に優しく廃棄処理も容易です。
地域にもよりますが、不燃ゴミでの廃棄も可能となっています。
LED交換の注意点
LED交換のメリットだけを取り上げると、いいことばかりでデメリットは一つもないように思えてしまいます。
実際、利点は非常に多いのですが、だからといってただランプを蛍光灯からLEDに交換すればよいわけではありません。
蛍光灯・水銀灯からLEDに交換するには、以下の様な注意も必要です
器具の取り替えをせず、ランプだけの交換には要注意
一般家庭用の白熱電球は、口金やワット数、形状やサイズにもよりますが、ランプだけをLEDに交換することができます。
オフィス等で使用されている直管形の蛍光灯についても、器具を変更せずにランプだけ置き換えが可能な直管形LEDランプが商品化され発売されています。
この、器具変更の工事をせずにランプだけを蛍光灯からLEDに置き換える場合は注意が必要です。
蛍光灯の場合、器具に付属している安定器を通して送られる交流電源により発光する仕組みとなっています。
LEDでは直流電源により発光するため、安定器は必要なく、交流を直流に変換するコンバーターもしくは給電ユニットが必要となります。
このコンバーターや発電ユニットはLED蛍光管に内蔵されるため、重量が重くなります。
また商品によっては放熱設計が甘く、故障しやすいなど商品の選定が難しい面もあります。
さらに、使用しない安定器も電力を消費するため、思ったほど省エネ効果が得られない可能性もあります。
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中には、ホームページに住所なども記載せず、受注したら提携している施工業者へ丸投げの、実態が分からない会社などもあるようです。
このような会社にご依頼なされた場合、たとえ工事はきちんとなされても、故障対応やメンテナンスの不安が残ります。
また、提案でのコスト比較や初期投資の回収期間見積などでは、条件を甘い数値設定にすることでよりお得に見せているといった話も聞くことがあります。
このような会社の場合、当然ですが中間マージンが発生しますので、コストが割高になるか、低品質のLEDが使用されることが考えられます。
もし、このような提案に対して適正かどうかの判断に迷われたら、他の会社にもセカンドオピニオン的に提案依頼されることをお勧めします。
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